和光稲門会
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2012年度定時総会を開催しました
 2012年6月3日
 

 6月3日(日曜)、2012年度定時総会が開催されました。会場は昨年と同じ
「ホテルカデンツァ光が丘」(東京都板橋区)。
 参加者は以下の
32名です(敬称略、氏名音順)。

青木佳男/渥実良栄/新井昭夫/安保友博/石井彰/石川英俊/宇津木利征/
宇波信吾/江口達也/荻原健/荻原敏子/上川巌/加瀬久美子/加瀬昌之/
栗原三男/黒澤俊雄/慶田昭/笹平直敬/佐藤あけみ/佐藤茂喜/柴崎建治/
鈴木勲二/鈴木晴紀/住田敏郎/背黒文宏/土屋繁子/野木実/比企忠夫/
久田辰夫/兵頭賢二/松本武洋/松本豊二/森山淳


 【第1部 定時総会】

 総会は鈴木勲二会長の挨拶でスタート。集まった会員に「知性と行動力ある和光稲門会を」と呼びかけました。
 会長挨拶のあと、2011年度の活動報告、会計報告および監査報告、そして、2012年度の事業計画が、いずれも原案どおり承認されました。
 ひきつづき会長の選出が行われ、鈴木勲二現会長が次期会長に再選され、
2012年度新役員陣容が紹介されました。
 次に、ご来賓の早稲田大学理工センター技術部技術部長の齋藤泰秀様よりご祝辞をいただきました。「大震災から1年余り、大学としてこの間、被災学生への奨学金や震災関連の研究プロジェクト支援、学生ボランティアのサポートなど、さまざまな活動を展開してきた。一日も早い復興を願うとともに大学として力を尽くしたい」とのお話がありました。

   
 ▲あいさつを述べる鈴木勲二会長  ▲ご来賓の齋藤泰秀・早大理工センター技術部長

【第2部 講演会】

 演壇に登られたのは、早稲田大学柔道部名誉師範の大澤慶巳先生です。「早稲田大学と柔道」と題して講演していただきました。

 大澤先生のモットーは「変化の妙」。「柔よく剛を制す」の柔道ならではの言葉です。柔道が初めて正式種目に採用された東京オリンピック(1964年)で日本柔道チームの強化コーチを務められました。

 その東京オリンピックでの柔道の決勝戦(アントン・ヘーシンク対神永昭夫。ヘーシンクが袈裟固めで一本勝ち)をふり返り、「毎日稽古をしたが、とにかく相手が強かった。手も足も出なかった」と語られました。また、早稲田大学柔道部については「大したことない。大したことないけど、稽古はずっと続けております」。ときに会場の笑いを誘い、参加者は興味深く講話に聞き入りました。

 質疑応答では、会場とこんなやりとりが。
 「今年から公立中学校で柔道(武道)の履修が義務づけられましたが、事故を防ぐにはどんなことに注意したらいいのでしょう」
 「ころぶ練習を徹底的にやる。これを最初に教えること。頭を強く打つと重大事故につながる」
 「今夏のロンドンオリンピックでの柔道の見どころは?」
 「いまはフランスが強い。日本も負けずに頑張ってほしい」

 
▲講演中の大澤慶巳・早大柔道部名誉師範
 
 ▲早大柔道部出身の松本豊二幹事と空気投げを実演される大澤先生

 さらには、伝説の「空気投げ」の極意を参加者の目の前で披露。「こうやってだね…」と、早大柔道部出身の松本豊二幹事の腕をとってその大きな体を前後に揺さぶり、まさに「柔よく剛を制す」を実演してくださいました。会員は大きな拍手で大澤先生に感謝の気持ちを表しました。


 【第3部 懇親会】 

 懇親会は、野木実顧問の「乾杯!」の発声でスタート。おいしい料理とお酒を前に、楽しく語りあいました。

   
   
   
▲ 野木実顧問(上段左)の発声で「乾杯!」。各テーブルに笑顔と会話の花が咲きました。 

  すこしお酒が入ったところで、早大英文学科卒のシャンソン歌手、池澤美佳さんのミニコンサート。東京を中心に、コンサートやディナーショーなど各地で幅広く活躍されています。
 この日の曲目は「サントワマミー」「バリ祭」「ラストダンスは私と」の3曲。真紅のドレスに身を包んだ池澤さんの、その強くのびやかな歌声が会員を魅了しました。優雅なシャンソンの調べにあわせ、加瀬昌之幹事長と久美子幹事のご夫婦がダンスを披露、スポットライトに歓声が上がります。もちろん最後は「アンコール!」の大合唱。4曲目はシャンソンの名曲「愛の賛歌」で応えてくださいました(池澤さんのHPこちら)。
 ▲すばらしい歌声を聞かせてくださったシャンソン歌手・池澤美佳さん
 
 ▲加瀬昌之・久美子夫妻がダンスを披露
 
 ▲左から鈴木勲二会長、池澤美佳さん、大澤慶巳先生
 
  ▲ミニコンサートのあと、新役員の紹介がありました。

 今年の総会は盛りだくさん。まだまだイベントは続きます。
 ミニコンサートのあとは、3.11大震災の被災学生を支援する「チャリティオークション」。
 この日、オークションに出品された商品は全部で22品。ワセダグッズ、お酒、ぬいぐるみ、食器などなど、多彩な商品がならびました。
 「さあ、次は2012年稲門祭奨学金記念品のネックウォーマーです!」
 「1,000円!」「1,200円!!」

 会場のあちこちで落札をねらう声があがり、最高額を提示した会員の手に商品が次々とわたっていきます。大いに盛り上がったオークションの収益は計45,100円。被災学生支援金として全額、WASEDAサポーターズ倶楽部へ寄付されます。
 
 ▲チャリティオークション。多彩な商品が落札されました。

 盛りだくさんの総会も、いよいよ閉会です。
 総会をしめるのは、もちろん早稲田大学校歌「都の西北」。安保友博幹事の指揮のもと、会員の熱唱が響きました。最後は「フレー、フレー、早稲田! フレー、フレー、和光! フレー、フレー、大澤!」のエールが高らかに響きわたり、盛会のうちに総会を終了しました。

 
 ▲校歌「都の西北」が会場に響きわたりました。
 
 ▲参加者全員で記念写真。

 最後に、齋藤泰秀様、大澤慶巳先生、池澤美佳様、
本当にありがとうございました。

                           【文:背黒文宏/政経90年卒】

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