和光稲門会
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「キャンパスツアー&新年会」を実施しました
 2012年2月4日
 
▲大隈講堂の前で記念写真。2つのVサインでワセダの「W」。


  2月4日(土曜)、母校・早稲田大学にて「キャンパスツアー&新年会」が行われました。参加者は以下のみなさんです(敬称略、氏名音順)。

【キャンパスツアー】

 渥実良栄/宇波信吾/荻原健/荻原敏子/小野里憲/加瀬昌之/加瀬久美子
 栗原三男/黒澤俊雄/慶田昭/笹平直敬/佐藤茂喜/鈴木晴紀/背黒文宏
 土屋繁子/比企忠夫/兵頭賢二/森山淳


【新年会】上記18名 +
 
 安保友博/上川巌/牛窪照子/柴崎建治/鈴木勲二/野木実/本田丈和
 


   
▲ガイドを務めてくれた塩澤さん(教育学部4年) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 午後2時30分、早大正門前に集合。吐く息が視界におどります。この日、キャンパスツアーのガイドを務めてくれたのは、早大教育学部4年の塩澤のぞみさん。
 冬の日差しにつつまれて、さあ、青春の母校へレッツゴー!

 


   

 正門をくぐると、左手に会津八一記念博物館(2号館。かつての図書館)、右手に工事中の政経学部校舎(3号館)。さらにまっすぐ行くと、ご存じ、大隈銅像。ここでガイドの塩澤さんからクイズ。

 「大隈さんの着ているガウンは何色だったか、ご存知ですか?」

 答えは緋色(ひいろ)。この緋色が、いまのワセダカラーの臙脂(エンジ)色になったそうです。

 大隈銅像の左手にはスマートな現代的ビルの法学部校舎(8号館)。中に模擬裁判所もあるそうです。法学部だけでなく、このあと訪れた商学部、社会科学部校舎も、ハイテクビルに姿を変えていました。


    
 
 
▲演劇博物館。博物館前にある坪内逍遥の銅像と握手する会員のみなさん。これで早大合格間違いなし(再受験?) 

 大隈銅像を右手に曲がり、商学部校舎(11号館)の前を過ぎ、6号館前の細い道を抜け、着いたのは演劇博物館(5号館)。日本で唯一の演劇専門博物館です。

 常設展示のほか、多彩な企画展も随時開催。正面玄関上にはラテン語で「Totus Mundus Agit Histrionem」(全世界は劇場なり)。シェークスピア時代のロンドンの劇場「グローブ座」の看板にあった言葉です。
 博物館前には早大文学部創設者のひとり、坪内逍遥の銅像が。握手すると「早大に合格できる」と受験生の間でウワサとか。

 ちなみに、この演劇博物館前に通じる6号館前の道は、かつては一般道で、この道の先(西門の向こう側)に大隈候の家があったそうです。


   
 

 「変わったねえ…」

 「この辺りはまだ昔の面影が残っているよ」

 母校を歩きながら、あの日あのときの情景が会員それぞれの脳裏に去来しているようです。

 


 さらに足をのばし、社会科学部校舎(14号館)、そして生協食堂と体育館のある17号館をすぎて、安部球場跡地に建てられた中央図書館へ。これまたハイテクビルで、入場ゲートはカードタッチ方式。中では学生たちが書籍やパソコンを前に、それぞれに時間をすごしていました。
   
 ▲安部球場跡地に建てられた中央図書館に向かう一行。国際会議場も隣接。図書館の中にはスマートな空間が。



   
▲ツアーの最後は大隈講堂。  ▲時計塔の階段を昇ります。中はヒンヤリ。 
 
 ツアーのしめくくりは、大隈講堂。今回は特別に、大隈講堂のシンボルこと、てっぺんに「W」の文字がそびえる時計塔に入れていただきました。

 ヒンヤリとした空気のなか、時計台へとつづく塔内の細い階段を昇っていきます。たどり着いた小部屋で、3つの大きな時計が迎えてくれました。

 「7階建のこの時計塔、大隈候が提唱した『人生125歳』説にちなみ、高さは125尺、約38メートルとなっております」

 ガイドの塩澤さんの声が響きます。

 太陽の光に透けた時計はわれわれの頭上を照らし、それは小さな天体のようにも見え、どこか異空間にいるかのようです。
 大隈講堂の時計塔は、これからも早稲田の杜を見守りながら、歴史を刻んでいくのでしょう。




 母校を2時間ほど歩いたあとは、「大隈記念タワー」15階にあるレストラン「西北の風」で新年会。キャンパスを一望できる、眺めのすばらしいレストランです。

 鈴木勲二会長のあいさつのあと、野木実顧問が「去年は大震災でつらい一年でしたが、今年は明るい年に」と述べ、乾杯。おいしい料理と飲み物を囲みながら、親睦を深めました。途中、加瀬昌之幹事長が「和光稲門会の一年」をふりかえる自作のスライドを披露するなど大いに盛り上がり、最後は安保友博幹事の指揮で校歌斉唱、さらに鈴木会長が「フレー、フレー、和光」と高らかにエールを切り、盛況のなか幕を閉じました。

 2012年もみなさんの参加と協力で、和光稲門会を盛り上げていきましょう! 

   
▲あいさつを述べる鈴木会長(左)。そのあと、野木顧問の音頭で「乾杯!」


       
       
▲おいしい料理においしいお酒。笑顔と会話で大いに盛り上がりました 

 
 ▲最後は安保幹事が指揮をとり、早稲田大学校歌をみんなで斉唱。


 …さて、キャンパスツアーのガイドを務めてくれた塩澤さんですが、実は双子の姉妹のお姉さん。妹さんと2人で音楽ユニット「ぴのん」を結成し、童謡やフォークソングなどを歌っているそうです。
 気になる方は、こちらでチェック。

 塩澤さんは笑顔を絶やすことなく、楽しく豊富な話題で母校を案内してくれました。ありがとうございました。


                                【文:背黒文宏/政経90年卒】


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