和光稲門会
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2012年度早稲田大学校友会埼玉県支部大会に参加しました
 2012年11月10日

 
 ▲埼玉県支部大会。壇上に立つのは鎌田薫・早大総長

 1110日(土曜)、2012年度の早稲田大学校友会埼玉県支部大会が、越谷市のサンシティホールで開催されました。今年の主幹は越谷吉川松伏稲門会です。和光稲門会からは以下の7名が参加しました(敬称略、氏名音順)。

【参加者】新井/加瀬/慶田/笹平/佐藤/鈴木(会長)/背黒

 
 ▲大会が開催された越谷サンシティホール

 午後3時、大会は越谷吉川松伏稲門会の山路副会長の挨拶で幕を開けました。その後、同稲門会の大野会長、校友会埼玉県支部の小嶋支部長、高橋努・越谷市長の挨拶とつづいたあと、鎌田薫・早稲田大学総長が挨拶を述べました。「大学改革とグローバル人材の育成」をテーマに、「4,500人ものワセダの学生が世界各地へ留学し、また、2,000人を超える外国人留学生がワセダで学んでいる。この数は日本一だ」と述べました。2007年に創立125周年を迎えた早稲田大学。150周年を見すえ、さらなる飛躍と発展へ「次の一手」を模索しているようです。

 

 記念イベントとして、越谷在住の講談師、神田すみれ師匠による講談が行われました。この日の講談は「徂徠豆腐」(そらいどうふ)。徂徠とは江戸時代の儒学者、荻生徂徠。その徂徠が学者として身を立てるまでの話です。

 学者を志し勉強中だった徂徠は、仕官先がなく浪人の身で、貧しい生活を送っています。そんなある日のこと、空腹の徂徠は、町を商う豆腐屋の上総屋(かずさや)七兵衛を呼び止め、お金もないのに「一丁だけ」と買い求めます。代金を求められた徂徠は「細かいのがない。後日まとめて」。こうして徂徠は、翌日も、そのまた翌日も、七兵衛から豆腐を買い求めます。ある日、七兵衛が「そろそろ勘定を」と切り出すと、徂徠は頭を下げ、一文無しであることを告白。驚いたのは七兵衛です。さてさて、どうなりますか…。

 徂徠と七兵衛の人情話、大いに笑わせ、そして最後にホロリとさせます。神田すみれ師匠の熱演に、会場の稲門会会員はみな聞き入っていました。


   
▲大いににぎわう懇親会会場  ▲和光稲門会から参加したみなさん。鈴木会長(中央)を囲んで

 講談を楽しんだあとは、同じサンシティホールにて懇親会。稲門会会員による生演奏もあり、なごやかな雰囲気のなか、参加した200名余りの県支部稲門会会員が交流と親睦を深めました。また、越谷、松伏などの各稲門会から15名の現役学生が参加、OBOGと語らいました。
 
 ▲鎌田薫・早大総長を囲んで
 
▲現役学生といっしょに。早大文化構想学部3年で松伏稲門会所属の
  藤井麻亜沙さん(左から2人目)。右から2人目は、蓮田白岡稲門会
  (埼玉県支部稲門会)事務局長の望月勝さん

  懇親会の最後を飾ったのは、もちろん校歌。応援団の気迫あふれる指揮のもと、「都の西北」が高らかに会場に響きわたりました。
 
 ▲最後は全員で校歌「都の西北」を声高らかに斉唱  ▲講談師の神田すみれ師匠(右から2人目)も「都の西北」を熱唱

  来年の埼玉県支部大会の主幹は所沢稲門会です。和光稲門会も県支部稲門会の一員として、歩みをしっかりつむいでいかねばと、あらためて感じた一日でした。

                           【文:背黒文宏/政経90年卒】

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